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“歯ぎしり”という言葉をご存じでしょうか? 名前は聞いたことがあっても、「寝ているときに歯を擦りあわせて音が出る」程度にしか理解されておらず、また、「自分(家族)には関係がないこと」と考えている方が殆どだと思います。
しかし、この“歯ぎしりが原因”となって引き起こされている事には、単純に思いつくだけでも、
①「日々、自分の歯を破壊し続けている」②「日々、自分の歯ぐきを破壊して続けている」
③「被せ物、詰め物が良く外れる」
④「顎の関節を損傷し続けている」
などが挙げられますが、じつは意外とこれまで「原因不明」と考えられてきたような、様々な(局所・全身の)不快症状についても、これがキーポイントとなっている場合が多いの です。
その中には、既に重症化してしまっていて、かなり病状が進んでしまっている、「長年のあいだ見過ごされたまま、放置され続けてきた」と考えられるようなケースも少なくありません。
ところが本来、『歯ぎしりの治療』と いうものは、ちゃんと健康保険でも適用されている、広く認められた治療行為なのです。
そしてこの“歯ぎしり”について、当医院に来院されている患者さんを対象に考えた場合でも、少なくともその半数以上の方について、“歯ぎしり”或いはそれに類似する“悪習癖”の痕跡が確認されているというのが実際のところです。
そうした中でも、特に最も悲惨であると思えるのは、「過去に“インプラント”或いは“矯正処置”といったような、殆ど口の中の全体に及ぶような、比較的大掛かりな治療が完了済みである」、という状況にも関わらずその後に何らの対策も施されておらず、しかも、患者さん自身がそうした事実をまったく認識していない、というようなケースでしょう。
その“歯ぎしり”がどのようなものなのか、次に簡単に触れておきます。
そもそも殆どの皆さんが、ご自身やご家族が“歯ぎしり”をしていないと考えていたり、“歯ぎしり”やそれに類似した行為について「気づいていない」のは、多くの場合その根拠を「音の有・無」を基としているためだからです。
“歯ぎしり”を行う際の「強さの程度」や「その頻度」、そしてその際のアゴの「動かし方のパターン」等は、人それぞれに異なっており、様々なタイプがあります。また、この“歯ぎしり”についての性差や年齢差などという要素は殆ど認められず、乳幼児から高齢者まで、ご自身の“歯がある方”なら誰にでも起こりえることが確認されています。
そして、その発生のそもそもの原因についてですが、歯科大学に於ける歯ぎしりの研究者によると、その一つの結論が「ストレス」であり、“歯ぎしり”はその「発散源である」と位置づけられているのです。
従って、そこから考えた場合、治療法として「“歯ぎしり”を何らかの方法で強制的に止めさせる」ことは、= 結果として“ストレスの発散源を失う”ということに繋がるため、精神面への影響が懸念されることになります。
だからといって、“歯ぎしり”を放置しておくと、いったい体にどのような悪影響を及ぼすのかと言うことを知っておく必要があります。
まず直接的な、“局所的なトラブル”からあげてみると、その初期においては自分自身の歯を損傷してしまうことでしょう。それは、その方の力の加減等によって違いはありますが、『前歯が極度に磨り減って短くなる』とか、『前歯の先端が、本来とは異なった不自然な形状に砕けた、或いは欠けたようになる』ことでしょう。これらについては、日々の損傷程度は極わずかずつの変化でしか無いので、「こちらから指摘されるまではまったく気づいていなかった」、という方が意外に多いのです。しかし、長年にわたって毎日繰り返されてきた結果の、その破損量は想像を遙かに超えたものです。
単純に考えても前歯が破壊され、「審美性」どころか、本来のその形さえ見るも無惨に失われています。そしてそうした原因も理解せずに、そのような歯に対して『セラミック』などを被せたりしようものなら、たちどころに破損するなど、トラブルが発生するような結果になりかねないのです。
また、『原因不明の歯痛』というのが有ります。これも良くあるケースですが、「以前にも歯が痛くなった時に調べてもらったけど、“特に悪いところはないので大丈夫”と言われたことがある」ような場合です。しかしこうした場合、実際は“むし歯”でも“歯周病”でも無いので、「咬み合わせ」を調べない限り、その原因をつかむことは出来ないでしょう。
嚙んだ状態から下アゴを左右方向に動かした時に上下の歯、特に奥歯どうしがすれ違いざまに互いの凹凸を強くぶつけ合うような咬み合わせの場合に発生しやすい症状です。
次に、当医院の患者さんに認められた、「口の中以外」の“全身に関連したトラブル”について、具体的な症状の中からその一部をあげてみると、
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筋肉の硬直化による慢性的な、肩こり、偏頭痛、背中〜腰の痛み。 |
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顔貌の変化。 →上・下の歯が、元々の2/3〜1/2程の長さにまで短くなってしまったため、その分量だけ咬み合う位 置が上にズレ、結果として下アゴの先端位置も以前よりも上にあがったことにより、顔が数ミリ〜1センチ程も短くなってきた。 |
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といった事例が、実際に確認されています。 また、“歯科治療と密接なもの”に限った例については、 |
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ある日突然、歯に激痛が走り、調べたら「ムシ歯でも何でもないのに、奥歯が真っ二つ に割れていた」ので抜歯することになった。 | ||
ムシ歯の(或いは歯の神経の)治療を継続中の歯が、次回の来院時に診たら、「真っ二つに割れてしまっていた」ので、急遽、抜歯処置に変更となった。 | ||
歯周病の予防・治療のために、定期的に予約をして通院しているにも関わらず、慢性化しているかのように、炎症症状症状の改善が見られず、歯ぐきから膿状の浸出液が滲み出たりしていて、状態が悪化しているように思える。 | ||
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慢性的な知覚過敏症があるようで、歯周病治療時の歯石の除石処置時にはいつも痛みを感じる。 | ||
治療したばかりの、詰め物、或いは被せ物が、壊れた・割れた・外れた。 | ||
以前よりも咬み合わせが 悪くなった。 |
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インプラント治療後、被せ物が欠けた、インプラントの心棒が折れた。 | ||
などと言った事例が、過去に確認されています。 また、勤務医時代に知った例では、 |
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インプラントが僅かな年数で、「駄目になった」と言われて抜いた。 | ||
“インプラント自体”が折れた。 | ||
などということも有りました。 |
上記の例については、特に断りが無い限りは、長年にわたる臨床経験の実績によって得られた実例であり、実際にそのほとんどについて治療と予防を行ってきました。
こうした“実例”について、ご自身が心当たりのある方は、早めの受診をお勧めいたします。
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